中学生から届いた心温まるお手紙 私たちの仕事が誰かの心に届いていました
岡山市東区の介護老人保健施設はるかです。
日頃のご支援、ご厚情に感謝いたします。
5月の半ば、岡山市立旭東中学校の生徒さんが当施設に職場体験に来てくださいました。
先日、それぞれの生徒さんが作成された『職場体験新聞』とともに、感謝の気持ちがつづられた素敵なお手紙をいただきました。
私たちの日々の仕事を「外からの目」で見てくれた感想は、職員にとっても大きな励みになりました。
未来を担う若者たちのまっすぐな言葉をご紹介します。
介護老人保健施設はるかでの職場体験の様子
3日間のスケジュールで3名の生徒さんが来てくださいました。
おじいちゃんやおばあちゃんと同居されている子どもさんが少ない今の時代、どんなところなんだろうかと不安と緊張でいっぱいだったことと思います。
「はじめはとても緊張していたけど、やさしく教えて下さったことでとても楽しい3日間をおくることができました。」
「利用者の皆さんとの話題もわからずあまり話せませんでしたが、職員さんや利用者様から話しかけてくださり、積極的に話せるようになりました。」
入所者の皆さんとのコミュニケーションや車いすの清掃、食事の配膳やシーツの交換、そして高齢者体験。職員への質問タイム。
様々なことを体験していただきました。
「コーヒーをつくったり、シーツ交換をしたり、したことがなかったので初めて体験できて楽しかったし、勉強にもなりました。」
「配膳のとき、人によってペースト状になっていたり一口大になっていたりすることに気が付きました。」
「シーツのしわで床ずれができて、皮がむけたりすることがあると教えてもらいました。」
「この職場体験をとおして、相手への敬意をもってコミュニケーションをとることの大切さを学びました。」
中学生のプロデュースでレクリエーションを

最終日は、中学生の皆さんに自分たちで考えたレクリエーションを主催してもらいました。
表と裏にそれぞれ違う色を塗った段ボールのメンコを、よーいドンで自分のチームの色に変えていくゲームです。
参加した方も見ていた方も、エキサイトして楽しんでくださいました。
そうしているうちに・・・
入所者の男性の一人が麻痺で動かないほうの左手を使ってひっくり返すようになったのです。
「普段左手が使えないおじいちゃんが、左手を使えるようになっていて(職員から)”みんなが考えてくれた(レクリエーションの)おかげで凄い瞬間が見られた”、と言われてとても嬉しかった。」
「左手があまり使えなかった方がレクリエーションで使えていたことが一番印象に残っています。」
「みんな回すのが速く、手が動かしにくい利用者さんの手を取って職員さんが動かしていたのがすごいと思った。」
うれしいサプライズの瞬間をみんなで共有したようですね。

担当職員より
中学生の皆さんの視点は新鮮で、職員の日々の努力や仕事の価値を再認識できる貴重な機会になりました。
自分たちの何気ない日常が誰かの心に届いている、そんなことに気づかせてくれたお手紙でした。
介護の現場には、目に見えにくいけれど「やりとり」や「ぬくもり」がたくさんあふれています。
大変なこともありますが、人の役に立っている実感が持てるとてもやりがいのある仕事です。
中学生のまっすぐな感想を受け取って、私たち職員も大きな力となりました。
求職者の皆さまへ
目の前の一人を大切にする介護の仕事、それを一緒に感じながら支えてくれる仲間を私たちはいつでも歓迎しています。
お気軽に職場見学においでください。
